ミキサーの修理(分解)
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- 2022年9月16日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年10月1日
音声ミキサーの修理に挑戦!。
とあるところから、ミキサーが調子悪い事から修理に挑戦する事にした。
おそらく、電解コンデンサーの劣化か、電源周りやハンダのクラックと予想。
持ち主は、ボリュームや接点不良を疑って接点復活材を多用した状態。

機種と症状確認。
症状:電源投入直後は異常なし。
2~4分後に、左チャンネルの出力
レベル低下。
(殆どレベル無し。)
分解しました。
分解の前に接点復活材まみれなので、イソプロピルアルコール50%(IPA)で、清掃。
でも。。。拭いても拭いても、何処からか滲み出て来る。
切りがないので、分解しました。

見事に接点復活材まみれで、
綿ゴミも若干。。。
掃除機とブラシで吸い取るが、綺麗に取れないので、
結局は綿棒で拭い取るのが効率的。
綿棒を20本位使って、なんとかベタベタ感が無く
なった。

幸い、裏面は接点復活材は染み出ていないけど、基盤
がベーク基盤なので時間の問題。
ジャンパーホールなどから、染み出て来るとプリント
パターンが剥がれて、殆ど修理不能となります。
アルミ板で覆われてるのは、ノイズのシールドかな?。
と、思ったが電源(3端子レギュレーター)の放熱板。
チップ部品や配線パターンをルーペで確認したが、剥が
れやハンダクラックは見つからず。コンデンサーもOK。

アルミ板をバラすと、、、。
3端子レギュレーターが5つ付いていま
した。
左上から、7812A/7805/7915P1/7815A
下の2つは、2SC473/7805A
下の2つは放熱板無し。
3端子レギュレーターは全て1Aタイプ。
2SC473は電流増幅用?。

基盤の裏面は、2SC473付近を中心に変色
が確認できます。こいつが犯人かも?
オシロスコープが有れば。。。。
一様テスターで、ショートを確認しました
が、ショートは確認出来ず。
確実に確認するには、外すさないと出来な
いので、まずは部品探しから。。。
ネットで検索すると、古い為か同じ物が無
いので同等品のデータシートで確認する事
にした。
同等品の解る方がいましたら、教えて下さ
い。
この状態で、電源を投入してみました、、、。
電源を入れると、、、3端子が。。。。あッチッチ。。。
どおりで、アルミ板がでかい訳かぁ~~。あれ?。ヒューズが無いぞ?。何故に?。
演奏途中でも、燃え尽きるまで動け!って事ね。
3端子の最大定格は1Aなので、合計すると57Wだけど、ヒートシンク貧弱?。
57W=12W(7812A)+5W(7805)+15W(7915P1)+15W(7815A)+5W(7805A)
本体の消費電力は21W。って事は、37%が定格効率。(0.368)≒21÷57
ACアダプターは、AC38V✖0.62A=23.56Wなので妥当なところか?。
何故に壊れた?。
基盤の変色から考察すると、3端子レギュレーター周り。
では、何故に方チャンネルだけがレベル低下?。
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